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映画「アイ、トーニャ」を観る [映画⑤]

リアルタイムにこの事件は知っているので映画化でどうなるのか、
気になって日比谷シャンテシネマで鑑賞しました。


ITONYA.jpg

あらすじはYahoo!映画さんより。

貧しい家庭に生まれ、厳格な母親ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)に
育てられたトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)。
フィギュアスケートの才能に恵まれた彼女は、血のにじむような努力を重ねて、
アメリカ代表選手として1992年のアルベールビル、1994年のリレハンメル
オリンピックに出場する。
ところが、元夫のジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)の友人が
トーニャのライバルだったナンシー・ケリガンを襲い、
その後彼女はフィギュア界から追放されるが……。




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面白い!


もうねぇ、20年以上経っているのに、まるでその時に戻ってリアルなものを
ドキュメンタリーで見ているような錯覚に陥りました。
(このネタは好き嫌いがはっきり分かれそうですが(-_-;))

ナンシー・ケリガン以外の主な登場人物のインタビューを、
俳優が再現し、それをドラマ仕立てに再現しているという作りなので、
登場人物(たとえば、トーニャと元夫)の言うことが食い違うとか、
そういうものもうまく映画に盛り込んでいたりするのが実に面白く。

(実際のインタビューと映画のシンクロぶりも笑えます)↓
主役のマーゴット・ロビー、トレーニングしたといっても、よくここまでうまく
映像で再現できたな(スケーティングのアップなど)と感心するくらいの仕上がりで、
実際誰が正しいのか、分からないというのもある意味不公平感がないのが
観ていてイライラしないというのもありました。

フィギュアスケートは小学生のころからまめに見ていた私なので、
ドロシー・ハミルあたりから記憶があって、渡部絵美も当然見ていましたが、
当時はとにかくアメリカの選手、と東ドイツの選手が強かったので、
全米選手権で戦うことの大変さ(そこからオリンピックに行くこと)は
この映画を見てそうだったなあ、と思い出しました。

このリレハンメルオリンピックで代表になりかけて出られなかったのが、
ミシェルクワン、彼女は結局オリンピックにその後出て優勝できず、
悲劇の女王的な扱いだったんですよねぇ。。

と映画に話を戻しますが、リレハンメルオリンピックも真夜中見ていて、
この靴紐がぁ、、と泣きながら審判に訴えていたのも、
ナンシー・ケリガンが滑りきってどや顔になったのに、その後のオクサナ・バイウルが
16歳で優勝してしまい、ナンシー・ケリガンが悪態ついたのが報じられ、
悲劇のヒロインから悪役になってしまって、個人的にはいい気味だと思ったんですよね。

トーニャ・ハーディングと同じタイプとして、伊藤みどりが挙げられると思いますが、
2人ともジャンプはすごい、でも、芸術点が低い、当時、コンパルソリもあって、
これが不得意な彼女たちが、フリーで挽回しようにもなかなか難しかった、
どんどんルール改正されているフィギュアですが、当時は彼女らには不利だった、
そんなことも思い出しながら映画を観ました。


(これ、いまでもよく覚えてる私)



マーゴット・ロビーだけでなく、母親役のアリソン・ジャネイも怪演で、
白人の貧困層にいながら、お金がやたらとかかるフィギュアに挑戦し
(母親に無理矢理やらされていた部分もありますが)
気づけばフィギュアしかないトーニャが結果的にはフィギュア界から追放され、
その後、プロレス、ボクシングなどで生活せざるを得ないというのは、
不運な人生だったかもしれないな、なんて思いながら見終わりました。

彼女がそうなった大きな理由は、DV夫、とその友人がバカ過ぎて
(インタビューを観てもアホ以上のアホとしか思えないアホ)
こいつがよかれと思ってやったことがトーニャ自身を陥れることになった、
そう思ったのですが、邦題の副題にある史上最大のスキャンダル、というのは
大げさではないかな、とも思いました。

確かに社会的に大騒動になりましたが、もっとひどいスキャンダルもあるだろうに、
と思いつつ、私と歳が近いトーニャもそろそろ落ち着いて過ごしてほしいな、
そんな気持ちになった「アイ、トーニャ」でありました。




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