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映画「スラムドッグ・ミリオネア」を観る [映画①]

レンタルDVDで「スラムドッグ・ミリオネア」を見ました。

スラムドッグ$ミリオネア [DVD]

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  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • メディア: DVD

 

未来を写した子どもたち(特別版) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: video maker(VC/DAS)(D)
  • メディア: DVD

 

スラムというとこの作品を思い出すのですが
今作は上のようなドキュメンタリーでなくフィクションとはいえ、
インドのスラム社会を少しでも描いているのではないかと思いました。


 

で、毎度毎度ですが、あらすじはamazonさんより転載。


運じゃなく、運命だった。
アジア最大のスラム街・ムンバイで育った少年ジャマールは、
世界的人気番組「クイズ$ミリオネア」にて一問を残して全問正解、
一夜にして億万長者のチャンスを掴む。
だが、無学な彼は不正の疑いをかけられ、番組の差し金で警察に連行され、
尋問を受けることになってしまう。
彼は一体どうやって全ての答えを知りえたのか?
そして、彼がミリオネアに挑戦した本当の理由とは―?

 




クイズ番組に出てミリオネアになる話かと思っていたのですが全然違いました。(^_^.)
(クイズ番組はあくまでも物語を進行させるために上手く使われてはいるだけ)

あと一問で全問正解!あなたもミリオネア!、というところで番組が終わると、
不正だと決め付けた司会者によって主人公のジャマールは警察に捕らえられます。
ムンバイのスラム生まれのスラム育ち、だから、学がないくせに答えられるわけがない、と
司会者(すげー嫌なヤツ)が疑い警察に通報してしまうのですが、
取調べ(というか拷問みたいだった)を受けながら、ジャマールがどうしてクイズに答えたのか
警察に訥々と語り、、ジャマールの生い立ちを回想していく、、、、という流れで、
彼が出会った人や経験したことが彼を正解へ導いていった、、、ということが分かります。


ちなみに、第一問の正解が、アミターブ・バッチャンというインドでも有名な俳優さんなのですが、
RIMG0197.JPG この人
ちょうどNYのマダム・タッソーで見たばかりだったので妙に親近感が湧きました。(^_^) 


ジャマールは暮らしていたスラムが宗教対立で襲撃され、母親を目の前で殺されます。
その後、兄と一緒に逃げながら暮らしていたところで声をかけてくれた男性についていくと、
そこには沢山の少年少女たちが暮らしていて兄弟は安心するのですが、
優しくしてくれた男性は、実は歌の上手い子供たちを失明させて物乞いさせようとしていた
(女の子は娼婦にさせようとしていたわけで)ことが分かり、
そこから更に逃げ出して、タジ・マハールでは偽ガイドでお金を稼ぎ、
兄弟であちこち転々としながら兄弟2人で成長していきます。
そんな中でも忘れられなかったのが、兄弟と一緒に逃げようとしたものの、
離れ離れになってしまった少女ラティカのこと。
ラティカに会いたいと思ったジャマールは兄の反対を押し切り、
身の危険を覚悟してムンバイに戻っていきます。

そのラティカに会いたいが為に、ジャマールはクイズ番組に参加するものの、
不正を疑われて警察に拘束され、酷い取調べの後「シロ」と判断されて解放され、
翌日のクイズ番組の最終問題に答えるのですが、その答えがジャマールには分かりません。
小さい頃から唯一思い出せない三銃士の一人、、その名前を知らないジャマール、
でも、運に見放されず正解を選び、賞金を獲得してめでたし、、、となります。

クイズで全問正解するのは本筋ではない、というか、ジャマールという主人公を通して、
インドという国について、また、観光客でやってくる資本主義国の人たちの傲慢さや、
兄弟愛を描いているんだろうな、と思いました。

冒頭で書いた「未来を写した子どもたち」は実際のドキュメンタリーですが、
今作はドキュメンタリーではないものの、スラムで暮らす人たち、宗教の対立、
マフィアによる子供を使ったビジネスなど、近代化が進み、経済大国として成長していく中で、
未だこういう現実が存在している、ということを垣間見せてくれたような気がしました。
(カーストについては触れられていませんが、そこまで描くと複雑になってしまうからかしら)

監督のダニー・ボイルというと、

トレインスポッティング [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 角川映画
  • メディア: DVD

この作品くらいしか見たことがなくて、イギー・ポップの歌が使われているとか、
ユアン・マクレガーやロバート・カーライルが演じるジャンキー祭りみたいな映画、
のイメージがあったせいか、今作を見てちょっと意外でした。
(誤解されちゃうと、、ですが、トレインスポッティングも結構好きな映画です)

 

最後にハッピーエンドになるのが映画だな、と思いますが、
(エンドロールのマサラムービーっぽい歌と踊りの画面には賛否両論あるみたいですけど)
過酷な人生を送ってきたジャマールが、お金よりも大切なものを求める姿に心打たれたというか
(ま、お金はモチロン大切だけどね(^_^.))
家族、大切な人との絆、生きること、生き抜くことの大切さを感じさせてくれた
「スラムドッグ・ミリオネア」でありました。

ぼくと1ルピーの神様 (ランダムハウス講談社文庫)

ぼくと1ルピーの神様 (ランダムハウス講談社文庫)

  • 作者: ヴィカス スワラップ
  • 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
  • 発売日: 2009/02/20
  • メディア: ペーパーバック


原作も読んでみようと思います。

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「ツリー・オブ・ライフ」を観る [映画①]

予告編を観ていて気になっていた作品、「ツリー・オブ・ライフ」を観ました。

Tree of Life.jpg テレンス・マリック監督作品

(公式サイト)→  http://www.movies.co.jp/tree-life/




あらすじはgoo映画さんより転載。

若い頃に弟に死なれたジャックは、仕事で成功し中年にさしかかった今も
子ども時代のトラウマに囚われていた。
1950年代半ば、中央テキサスの田舎町で暮らしていた10代のジャック。
夢のように美しい風景に包まれていながら、彼の生活は、強権的な父親に
完全に支配されていた。
「男が成功するためには、なによりも力が必要」と信じ、自分の信念を息子たちに
叩き込もうとする父親。
我が子に無償の愛を注ぎ続ける聖母のごとき母親。
そんな相反する両親に挟まれ、翻弄されるうち、幼かった少年はやがて純真さを失い、
そんな自分に傷ついていく…。
時が経っても痛みを伴う回想の中で、ジャックは心の平安にたどりつけるのか?



 

予告編はこちらです。






で、、、、 これから鑑賞ご予定の方は、ここから先はどうぞ見ずに劇場へ!









ここからは私の率直な感想なのですが、

 

 



 

 

超長い です。

 

 



予告編を見て物語を想像して劇場に行った私もいけないのですが、
全然違っていまして。(ーー;)

私が想像していたのは、子供の頃、父(ぶらぴ)が嫌いだった息子が大きくなって
(演じているのはショーン・ペン)、父のことを理解するようになり、和解、、、的ナあらすじ。

ブラピが年とった感じだったらロバート・レッドフォードが出てきてもいいのかな、とか
少々乱暴(ーー;)な想像も交えて、、、だったのですが、もう全然違っていて。。。

タイトルの「生命の樹」というとキリスト教の中の樹を思い出しますが、
(wikipedia先生)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E5%91%BD%E3%81%AE%E6%A8%B9

家族が樹の枝のようにつながって広がっていくとか、そんなことも想像しつつ、
結局よく分からないまま、、、だったり、
映画の冒頭で、聖書の「ヨブ記」の一節が登場するのですが、
もうその時点で「こりゃ、ついていけないかな」と思ってしまった私、
大人になった息子ジャック(ショーン・ペン)が大都会のビルのオフィスにいる画面の後、
地球が生まれてマグマが爆発して、生命体が登場して
(くらげとかウーパールーパー(多分)が海の中を泳ぐ姿とかも映ったりして)
なんだか唐突に恐竜が現れて(ジュラシックパークかと思ったよ)
なんて映像が多分20分くらいは続いたと思われ、







本気で眠りそうになりました。





でも、ここで踏ん張って見届けないといかん、と目を開けて見たんですけどね。



その後は、ジャックの回想というかなんというか、自分が生まれて弟たちも生まれて
お母さんは優しいけれどお父さんはいつも威張ってて(そんな時代だったんでしょうね)
お父さん大嫌い!なんて思っていたらお父さんの会社がつぶれて引越し。。。。。


って回想シーンが終わったら、大人になったジャック(ショーン・ペン)が
昔の家族たちが砂浜で戯れているところに合流して、、、なんて映像で終わってしまい。



ました。

 



これは何度も見れば理解できる、、、という気がしませんで。


途中に挟まれる映像は非常にきれいで素敵なのですが、
感性で見なければいけないような、そんな気持ちにもなったりして(せりふ少ないし)
ああ、私には無理な映画だったなあ、、、という気持ちで劇場を後にしました。。。


周囲で見ていたお客さん達も「長いし(138分)分からなかった」と口々に言っていたのですが
カンヌでパルムドール賞を取ったとはいえ、多分、沢山の映画館でロードショー公開するより
単館上映する方がしっくりくるような映画にも思えました。


予告編で勝手に想像して劇場に行っちゃダメだな、なんて己にも深く反省。。(ーー;)




平凡なある家族の話、ではあるのですが、それだけではないというか、
人の人生はその人が作っている、、、というわけではなく、
地球が出来てから連綿と続く流れの中の一つである、といいたいのかな、
それって深読みしすぎかしら?とか観終わった後にも疑問の渦がぐるぐる状態です。


お父さんが嫌いになっていく描き方も、イマイチパンチに欠ける気がしなくもなく、
途中から、「この男の子がショーン・ペンみたいになっちゃうのかー」とか
「この男の子(次男役の子)はブラピのチッチャイ時みたいだなー」とか、
「DDTってアメリカでも頭からシューシュー噴霧してたのかー」とか
フィオナ・ショウが祖母役なんてやるようになっちゃったのかー」とか、
本筋と関係ないところにばっかり目が行ってしまった感もございました。


また、次男がなぜ若くして亡くなったのか、理由が分からなかったというか、
長男ジャックが自分の言葉で死なせたと思っているようにもとれたのですが、
そのあたりもモヤモヤしたまま終了してしまい消化不良の感あり。



音楽はクラシック(ブラームスとかスメタナ(モルダウ)とかバッハとか)がずっと流れていて
素敵でしたが、自分としては理解できぬまま、、、だった「ツリー・オブ・ライフ」でありました。


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映画「ハリー・ポッター 死の秘宝PARTⅡ」を観る [映画①]

ハリポタ最終作、公開3日目に見に行きました。

harrypotterarry2.jpg 今回の監督はデヴィッド・イエーツ

(公式サイト)→ http://harrypotter.warnerbros.co.jp/site/index.html


パートⅠのときは観るタイミングが遅かったことを反省し(公開2週間後に見たもんで)
三連休中にといつもいくシネコンのサイトでクリックしようとしたら、、、
字幕スーパーは3Dのみ(日本語吹き替え版は2Dと3Dの二択なのに)で
3D料金が加算されると、大人一枚2200円。(-_-;) た、高い。。。


と躊躇っていたときに思い出したのがパート1鑑賞時に勢いで昨年買った前売り券。


どこに置いたのかなかなか思い出せず探し出すのに時間がかかったのですが(笑)
なんとか見つけ出してシネコンへ。

映画は殆ど予約してから行くので(劇場でチケット買うのにならぶのがメンドクサイ)
前売券があると座席指定の予約が出来ないから早く劇場に行かないといけませぬ。。。
おまけに公開直後で混んでいるだろうし、、と上映の1時間半前に劇場に到着。
そして長蛇の列に並ぶこと15分。。。 

2D上映の吹替え版が200名弱、3D上映の吹替え版が460名、のシアターで
3D上映の字幕スーパー版は250名弱。  なので1時間半前でも結構混んでいました。

なんとか真ん中でちょうどよく見える席で指定が出来たので(追加料金400円でした)
上演まではシネコンも入っているショッピングモールをぶらぶらしたり。。

で、時間になったのでシアターに入るとほぼ満席でございました。。。





で、肝心の映画の話ですが、原作にかなり忠実に作られていました。
これまでの作品もそうですが、ここまでシリーズ通して原作に忠実に作られている作品って
なかなかないんじゃないかなと思います。
(ドビーは映画版で結構カットされちゃっていたのだけが残念ですが。。。。)


ご参考までに、

パート1を観たときの記事→ http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2010-12-01-1

和訳本を読んだときの記事→  http://utsubohan.blog.so-net.ne.jp/2008-08-01-1


 

今作は、ダンブルドア校長の棺からニワトコの杖を奪ったヴォルデモート、という
前作の最後の場面から始まるのですが、
ハリー、ハーマイオニー、ロンの3人がホグワーツに行って、ヴォルデモートと戦って
分霊箱もすべて壊して、、、、と展開していくのですが、なかなかテンポもよく
あっという間に観終わってしまった感じでした。


(分霊箱についておさらい)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9


Harry2.jpg この3人も見納めなのね

そんな感傷に浸りながらも、今作で絶対泣きのツボにはまるだろうな、と分かっていたのが
スネイプが死んじゃうところ。

ヴォルデモートに殺されて死ぬ間際にハリーに銀色の液体(映画では涙だった)を渡し
それを憂いの篩に入れてスネイプが本当はハリーを大切に守っていたことが分かったハリー。

もうこの場面で滝涙。。。

死んでからいい人だったことが分かるだなんて、スネイプらしい。。。思わずウルウル。。。

 

また、前作には登場しなかったマクゴナガル先生(マギー・スミス)が大活躍で
前作で見られなかった分も満足。
今まで聞いたことのない呪文を唱えるマクゴナガル先生の毅然とした態度を見せた後、
ちょっとした合間に「この、呪文、一度使ってみたかったの」と可愛らしく言う場面に
マクゴナガルセンセー、ステキー♪と思いました。


あとはネビルがいつの間にかオッサンみたいにでかくなっていたのに驚きながら
肝心なところで勇敢に戦った姿に「小さいころあんなに内気だったネビル君が・・・」と
思わず目頭が熱くなった人は私以外にも沢山いるんじゃないかしら。


他にもいろいろ活躍した人がいるんですが、
いつも優しいウィーズリー家のお母さんがベラトリクスと戦う場面で
いつもと違う厳しい表情で呪文をかけまくって勝つところでも思わず目頭が。。。


あと、ヴォルデモートの戦いの最後、ニワトコの杖を使わず、、、というハリー、
原作では、、、ちょと違うような気もするけどあれ?というのと、
ネビルとルーナ?、原作にはなかったけど足しちゃったの?みたいなところはありましたが、
全体的な出来は良いと思います。(ま、贔屓目なんだろうけど)


先日アップした「SUPER8」の記事で、
CGスゲー!CGスゲー!と書いたのですが
今作もCGはスゲーです。

とはいえ、どうだ、CGスゲーだろ!的ナ感じではなくて、
原作の世界をうまく表現するのはCGだからかな、って感じ。

また、今回は3Dでの鑑賞でしたが(実は3D映画初めて)2Dの方がよかったかも。
ディメンター(吸魂鬼)が宙に浮いているのが3Dで不気味さを増していたものの、
奥行きがあるのは分かるけれど敢えてこうやってみなくても私はいいかな。

これまで登場した人てんこもり(たくさん亡くなるんですが)で、
ずっと観続けていた人にはタマランくらい楽しい作品だとおもいます。
ただ、これまで観ていないとナンノコッチャかもしれませんが。(^_^.)

これで本当に終わっちゃうんだな、と思うと大ファンってほどじゃないのに寂しいのですが
ずっと観続けてきてよかったな(原作も読み続けたし)と思えた
「ハリー・ポッター死の秘宝PARTⅡ」でありました。

 

 


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映画「SUPER8」を観る [映画①]

久しぶりにハリウッド大作でも観ようかな、と思い立ち、深く考えずに見られそうな作品、、、
と「SUPER8」を観ました。

super8.jpg J.J.エイブラムズ監督 S・スピルバーグ製作
映画のサイト→ http://www.super8-movie.jp/




あらすじは公式サイトから手抜き転載にて。(^_^.)

1979年夏。
保安官の父と暮らす14歳の少年ジョーは、突然の事故で母親を亡くし、
心に深い悲しみを抱えていた。
ある夜、親友チャールズの8ミリ映画を手伝うために、夜中にこっそり家を抜け出して
仲間たちの所へ向かうジョー。仲間の中には密かに想いを寄せるアリスの姿もあった。
アリスが親に内緒で運転してきた車に乗り込み、駅に到着した6人の少年たち。
列車の通過に合わせて撮影を始めると、突然、車が突っ込み大事故が発生してしまう。
あたり一面が炎に包まれ、轟音が鳴り響く中、取り残された8ミリカメラが写したものは
貨物コンテナの中から強大な力で外へと出ようとする“何か”だった。
ほどなくして事故現場に到着した軍の回収部隊は、落ちていた8ミリフィルムの空箱を発見し、
極秘情報が何者かに目撃されたと知り、大捜索を開始する。
現場から逃げ帰った少年たちは、絶対誰にも言わないことを約束するが、
彼らの周りでは不可解な事件が起きはじめる。突然の停電、町中の犬が姿を消し、
車のエンジンだけが消え、9人が行方不明。平穏な町の姿が変わり始めた。
一体何が起こっているのか?
事故現場から持ち帰った白い謎のキューブが不思議な動きを始め、
全てを目撃した少年たちは、真実を探しに行くことを決断。
そこには永遠に忘れられない未知との出逢いが待っていた。

 




「スタンド・バイ・ミー」+「E.T.」のような作品で今世紀最高傑作、という前評判なのですが、
実のところ、私うつぼ、

スタンド・バイ・ミー コレクターズ・エディション [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD

これは見たことあるんですが(結構好きな作品)

E.T. The Extra-Terrestrial 20周年アニバーサリー特別版 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD

 

これは見たことなくて(チッチャイ頃のドリュー・バリモアを知らないという事実(-_-;))
足すといったいどんな感じ?とか思ったのですが、


10代半ばの少年たちが出てくる(←スタンド・バイ・ミー)、SF(←E.T.)作品ってことみたい。


ま、子供たちが夜中に家を抜け出してせっせと映画製作しているところはなかなか微笑ましく
それが原因で、見てはいけないものを見てしまい大変な思いをする訳ですが、
上に書いたあらすじの“何か”っていうのがイマイチピンときませんでした。

普段SF作品とか見ないからなのかどうか、よくわからないのですが、
昔昔の学生時代、友人に誘われていったコワイ映画で、

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  • 出版社/メーカー: Warner Studios
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地下室に潜むコワイ物体がナンなのか??とドキドキして見ていたら、
最後の最後に出てきた物体が「え、これ狼じゃん!」みたいなガッカリ感満載の生き物で
それまでドキドキしてた分を返してくれよ、と言いたくなったのを思い出しました。


今作でも“何か”が時折部分的に登場するのがドキドキしたのですが、
いざ全貌が分かると「ふぅーーーん、こんな感じなんだ」と思ってしまったのは、
私にファンタジー要素が足りないからなのかナンなのか、ですが、
ワタクシ的にはイマイチ感というか消化不良な感じの物体でございました。。。

おまけに、人間(というかアメリカ空軍)が原因で、人間に敵対心を持つようになった“何か”が、
主人公ジョーの言葉で我に返るというか改心するというか、人間に敵対心を持っちゃいかんと
思い直すというか、、、という場面がちょっと軽すぎるような気も。(意外とあっさりな感じで)
更に、改心した“何か”が、その直後、怒涛の勢いで宇宙船を組み立ててそれに乗り込み
シャーッと(多分)故郷の星に帰っていってしまう、、、ちょっと無理矢理な感じもしたというか。


ま、“何か”がジョーの言葉を聴いても心打たれることなく敵対心むき出しのまま
町中を破壊しまくる、というよりは救いのある終わり方だからこれはこれでよいと思いますが。




でも、最近ハリウッド大作というかこういう作品を見ないからなんでしょうか、


CGスゲー!CGスゲー!



そんな感じは全編通して感じました。 あぁ、今のCG技術って本当に凄いのね、、って。



と、「E.T.」の要素が漂う部分には物足りなさを感じたのですが、
「スタンド・バイ・ミー」といわれる部分は結構面白く鑑賞できました。

登場する少年少女たちは、不慮の事故で母親を亡くした主人公とか、
ダンナがだらしなくて母親が出ていってしまった女の子とか、
いくじなしでここぞという時にダメなヤツ、ちょっとしたパニック状態ですぐ吐く男子、
火薬マニアな男子などなど、色々設定があったりして、
それぞれの人物が物語の展開でうまく作用していくので、
このあたりは飽きずにわくわくしながら見ることが出来ました。


特に気に入ったのは脇役で火薬マニアの男子なのですが、
可愛くないし(笑)、落ち着きないし、歯の矯正してるし(アメリカにありがちな設定)で、
非常にインパクトのある役柄でした。火薬好きが後半で奏功するのも面白く。。

 

あとは、1979年の設定だからか、少年たちがノリノリに歌っていたのが、


 

ベスト・オブ・ザ・ナック

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1996/12/04
  • メディア: CD

マ・マ・マ・マイー・シャローナー♪でした。 思わず笑ってしまった私。



あとは、

ベリー・ベスト・オブ・ELO

ベリー・ベスト・オブ・ELO

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2005/07/20
  • メディア: CD


以前も言ったことがございますが
エロぢゃなくてELO(Electric Light Orchestra)の♪Don't Bring Me Down♪も流れて
世代的にはツボにはまる選曲でございましたね。

 




人それぞれ好みもあるので私の感想を一般的なものとしてとられちゃうとどーかなー、ですが、
私には今世紀最高傑作?と疑問符のつく作品でございました。

ただ、少年たちの生き生きとした姿、“何か”と対峙する勇気、などは見ていて
清清しい気分になれましたので、これだけでも見る価値はあるかな。

ちなみに、少年たちが撮影した映画はエンドロールで流れます。
劇中でも撮影シーンが出てくるので、それがどうやって作品になるのか楽しみでしたが、
これがなかなか面白く、場内爆笑爆笑でございました。

見に行かれる方は、エンドロールも座って鑑賞してくださいね。(^_^)



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映画「八日目の蝉」を観る [映画①]

さんぽ記事も一段落したので、ちょっと毛色を変えて。(^_^)


 

普段あまり邦画を観ないのですが、なんとなく気になっていた作品だったので
「八日目の蝉」を観にいきました。(観にいったのは5月下旬)
八日目の蝉.jpg 永作博美 結構好きだったりするもんで

で、原作本があるので、amazon先生から転載しようと思ったら、

逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるのだろうか。
理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。
角田光代が全力で挑む長篇サスペンス。

これだけでした。(汗)



不倫相手の子供を身ごもったものの、相手に懇願されておろした希和子。(永作博美)
それが原因で子供を生めない体になってしまい、正妻のところに生まれた子どもを
一目見るだけ、、と思いながら、見た途端、連れ去ってしまう。。。
その後、連れ去った子供、薫を連れて逃亡し、たどり着いたのが小豆島。
薫との幸せな生活も続くはずがなく、希和子は逮捕され、幼い薫は実の両親の元に帰るが
素直に両親を親と思えないまま薫(本当の名前は恵理奈)は成長して大学生となり、
親元を離れて一人暮らしを始めるが、バイト先で知り合った妻子持ちの男の子供を
身ごもってしまう。。。。




こんな感じの話なのですが、冒頭が逮捕された希和子の裁判のシーンなので、
希和子は後々捕まるんだな、ということを念頭に見続けることになります。

人の命を殺して死刑になるのに、人の心を殺しても死刑にならない、と叫ぶ正妻に対して
(薫が家に戻ってきてからも両親になつかなかったことを「人の心を殺して」と表現してた)
薫と過ごすことが出来て感謝している、といいながら詫びる気持ちは無いという希和子、
2人の対照的な表情が冒頭で映されるのが非常にインパクトが強く、
どちらの立場も分かるし、、なんて思いながら見続けました。

成長した薫(というか本名は恵理奈、井上真央が演じてました)は、
人に対してどこか冷めたところがあるのですが、不倫相手の男(劇団ひとり(←ナゼ?))との
子供を身ごもってしまい、色々考えた結果、男と別れて生もうと決心します。

それを知った実の母親は怒り取り乱すのですが、薫の決心が揺らぐことはなく、
薫の記事を書きたいと申し出てきたフリーライター(小池栄子)と訪れた小豆島の風景に
忘れていた記憶がよみがえり、希和子の思い、そして実の母の思いを理解し
生まれてくる子どもを全力で守ろうと思うところで映画は終わりました。



 

 

原作は、映画版とラストの場面も違うようなので、

八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2011/01/22
  • メディア: 文庫

読み始めたのですが(まだ半分くらい)、やはり映画に盛り込めなかった部分が多いのと、
映画で「保険にも入れない状況で子供が病気になったらどうしたんだろう?」という疑問にも
原作では触れられていました。


昨年NHKで放送されたドラマ版、残念ながら今年の再放送は見逃してしまいましたが、

八日目の蝉 DVD-BOX

八日目の蝉 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: NHKエンタープライズ
  • メディア: DVD


レンタルしてみようかな、と思ってます。。

永作博美というと若年性アルツハイマーにかかった女性を演じたドラマ
が一番印象に残っているのですが、この作品でもとても心に残る演技でした。

薫を連れ去った後、いつか別れがくるんだろうと思いながら愛情を注いで薫を育てる姿に
ずっとウルウルしてしまった私ですが、希和子、実の母(正妻)、薫、フリーライター、と、
登場する女性4人、それぞれが抱える思いをそれぞれの立場になって観ると
一層作品を深く見ることが出来るような気がしました。

一方では、希和子の不倫相手や薫の不倫相手、こういう男性は本当にダメだな、と
スクリーン越しに思わずイラット星人(V)o¥o(V)。
ま、こういう自分に都合よく、(出来ないくせに)相手の女性に調子いいこと言う男、
多いと思うんだけど、こういう男を頼りにしちゃダメだろな、と、改めて思いましたね。




タイトルの「八日目の蝉」というのは、
地上に出て1週間で死んでしまう蝉が、八日目にも生きていたらどうなんだろう、ということで
最初に薫が「仲間が死んで寂しいのではないか」というのですが、
その後「他の蝉に見えない世界を見ることができて幸せなのかもしれない」と思い直します。

私自身は、薫を連れ去った希和子が、自分が生めなかった子供と過ごせたかもしれない時を
薫と一緒に過ごすことが出来たこと、希和子が八日目の蝉だったのかな、と思いながら観ました。

予告編を観て気になっていたものの、さほどの期待もせず観たら思った以上に出来がよく
ちょっと驚いたのですが、素直な気持ちで(邪念が入ることもなく)観ることが出来る作品でした。

一番印象的だったのは、希和子と薫の自転車で坂道をおりてくるシーン。
別々の時間、別々の場所なのに、2人が重なって見えるので、
劇場でご覧になる方には是非気に留めていただければ。


涙涙は苦手、という方にはおススメしづらいのですが、、ちょっと気になる、、という方には
是非みていただきたい「八日目の蝉」でありました。


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映画「ブルー・バレンタイン」を観る [映画①]

久しぶりに映画館(日比谷シャンテ)に足を運んで「ブルー・バレンタイン」を観ました。

BlueValentine1.jpgデレク・シアンフランス監督作品

 



郊外の一軒家で娘フランキーと3人一緒に暮らす
ディーン(ライアン・ゴズリング)とシンディ(ミシェル・ウィリアムズ)。

大学を卒業して看護師として働きながらキャリアップを図ろうとするシンディに対し
朝から酒を飲み、塗装の仕事をするだけで満足しているディーン。

結婚して7年、2人は互いに不満を持ちつつも平穏に過ごそうとしていたが、
ある日、飼っていた犬メーガンが失踪し、事故で亡くなった姿をシンディが発見する。
犬が死んだことを知らせないようにとフランキーをシンディの実家に預けた2人は
犬を庭に埋葬し、2人の時間を過ごすため、町はずれのモーテルに向かう。

途中、酒屋に立ち寄ったシンディが出会ったのが大学時代の同級生ボビー。
そのことをディーンに伝えると、ディーンは途端に不機嫌になってしまう。

モーテルで酒を飲みながら歩み寄ろうとするがうまくいかず、
酔ったディーンを置いてシンディは翌朝職場に向かう。
目覚めたディーンは置いていかれたことに気づき、シンディの職場に向かうが。。。。。


 

BlueValentine2.jpg ディーンとシンディ


男と女の出会いと別れ、端的に言えばそういう話なのですが、
2人が出会い、惹かれあっていく様子と、7年後に溝が出来て結局別れてしまう様子、
現在と過去を交差させながら描いているので、その対比が見ていて切なくなりました。


酒屋でシンディが出会うボビーとは、シンディが学生時代に付き合っていた男。

2人の娘フランキーは、ディーンの子供ではなく、ボビーの身勝手さで出来た子供であり、
それを知りながらもディーンはシンディのことが好きになり結婚してほしい、と言ったこと。

小さい頃からの父親に対する悪い思い出ばかりだったシンディは
寛容で全てを受け入れようとするディーンに惹かれていったのであり、
ディーンもそれに応え、困難を乗り越えて幸せな家庭を築こうとしたこと。

それでも歯車が少しずつ狂っていき、2人は別れてしまいます。。。

 



誰しも好きだと思って付き合って結婚する時、いつか別れが来るとは思わないでしょう。
(私だって付き合うときに別れが来ると思って付き合ったりはしませんし)

でも、月日の流れと共に少しずつすれ違う、歯車が狂っていく、、
不器用なディーンとシンディ2人には抗えない運命であったのかもしれません。

一目ぼれしたシンディにアプローチするディーンの懸命な姿とそれを嬉しく思うシンディの表情、
一転、言い合いする2人の疲れた表情、

これが交互にスクリーンに映し出されるだけに、
この先別れることになることも知らない幸せだった2人の姿、が痛々しく見えました。



主演のライアン・ゴスリングとミシェル・ウィリアムズ、
監督が脚本を70回近く(構想もかなり長かったようで)書き直してしまった挙句、
2人のやりとりはアドリブで、と指示されて演技したそうで、ギクシャクした感じもなく
非常に自然なカップルのやりとりに見えました。

また、結婚後7年経ってからの2人については、
3週間の共同生活後(その際、2人で言い争うように監督が指示したそうで)に撮影し、
共同生活の間に2人とも体重を増やし(ロバート・デニーロほどではありませんが)、
生活に疲れた中年の2人を切々と表現していたのが、己の中年ぶりにも突き刺さる感じで。。。


映画の予告編です。
 

 

 


私はこれよりもアメリカ版の予告編の方が気に入りました。
(画面右下のCCを押さえると字幕が出ます)


 

 

今回の映画を見て、以前見た映画を思い出しました。

 

キャンディ [DVD]

キャンディ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

ミシェル・ウィリアムズの元恋人で若くして亡くなったヒース・レジャーの作品。
この2人は薬でどん底に落ちていき、別れていく話ですが、
惹かれあった頃の2人と落ちていく2人の対比が物凄かったのを思い出しました。


世の中、永遠に続くものなんてない、と言われたりもしますが、
そんな中でもやはり惹かれ合うものを求めるのは人間だからなんでしょうね。

でも、男の脳と女の脳はやっぱり違うんだろうな、という気持ちにもなったり、
鑑賞後の切ない気持ちは何ともいえないものでしたが、
私自身はなぜかまた何度も見たくなるような「ブルー・バレンタイン」でありました。

 


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映画「悪人」を観る [映画①]

以前、lucksun姐さんの記事を見てから映画館で見ようと思っていたのに
ぐずぐずしていたら劇場公開も終わってしまった映画「悪人」。。。

じゃ、DVDレンタルで、、と思ったところ、
年末一人シンガポール忘年旅行の帰りの機内のオーディオプログラムにあったので観ました。

エコノミーのモニターはとてもとてもチッチャかったのですが、
それでも見入ってしまいました。。

悪人 (特典DVD付2枚組) [Blu-ray]

悪人 (特典DVD付2枚組) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: Blu-ray

 




あらすじは相変わらずのamazon頼みでどうぞ。↓

土木作業員の清水祐一は、恋人も友人もなく、祖父母の面倒をみながら暮らしていた。
馬込光代は、妹と2人で暮らすアパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていた。
孤独な魂を抱えた2人は偶然出会い、刹那的な愛にその身を焦がす。
しかし、祐一は連日ニュースを賑わせていた殺人事件の犯人だった ――。
光代はそんな祐一の自首を引き止め、祐一と共に絶望的な逃避行へと向かう。
やがてその逃避行の波紋は被害者の家族、加害者の家族の人生をも飲み込んでいく。
なぜ祐一は人を殺したのか? なぜ光代は殺人者を愛したのか?
引き裂かれた家族の運命はどうなるのか?そして、いったい誰が本当の“悪人”なのか?


 

原作は未読です。

悪人(上) (朝日文庫)

悪人(上) (朝日文庫)

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/11/06
  • メディア: 文庫

悪人(下) (朝日文庫)

悪人(下) (朝日文庫)

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/11/06
  • メディア: 文庫

早いところ読みたいと思っております。。。


で、youtubeも一応貼っておきますね。





タイトルにもなっている「悪人」、ですが、
一体何を以ってその人を悪人と呼ぶのか、ということを考えながら見ておりました。

法的に罪を犯したら「悪人」なのかもしれませんが、
法的に罪を犯していなくても世の中には悪人がうじゃうじゃ蔓延しているんだろうな、
そんな気持ちのまま見終わりました。

娘を無惨に殺された父親(柄本明)を見ると気の毒だなあ、と思いますが、
その娘、佳乃(満島ひかり)の日常は父親の想像も及ばない状態だったわけで
見た目は真面目そうなのに祐一(妻夫木聡)を見下す態度は非常に不快で
ま、こんな態度なら殺されちゃっても仕方ないんじゃないの、とか、
申し訳ないのですがそんな気持ちになりました。

また、殺された佳乃が慕っていた金持ちボンクラ息子の増尾(岡田将生)も
自分で稼いだお金でもないというのに自分の裕福さを完全に履き違えているというか
世の中を見下して周りをイエスマンで固めるような見ていてムカつくバカ息子ぶりで
こういうヤツもある意味「悪人」じゃないのかしら、なんて思ってみておりました。

他には祐一の祖母(樹木希林)を騙して高額商品を買わせる詐欺師(松尾スズキ)など
法を犯しながらうまくすり抜けて生きている悪人、なども登場し、
いかにも胡散臭いのに、優しくされて騙される祖母を見て、今の日本でもこういうことって
結構あったりするんだろうな、と思ったり。。。


殺人を犯した祐一も、その祐一に惹かれていく光代も、
人との触れ合いを求めながらうまく出来ず、社会の中でも要領よく生きることができない、
2人とも不器用な人で、だからこそ惹かれあっていったのだと思いました。

警察に自首しようと思いながら光代が引き止めたことで逃避行してしまうわけですが、
逃げ切れるわけもなく、警察が逃げ隠れていた灯台を突き止めたときに
祐一が光代の首を絞めて殺そうとします。

この展開に画面を見ながら驚いたのですが、
これはやっと見つけた愛すべき人を愛して守りたいが故の行動であったのだと思い
明るい機内のちっちゃい画面を見ながらウルウルした私ですが、
隣の巨漢外人オジサンに怪訝そうな顔をされた次第です。(-_-;)


殺されそうになりながらも死なずにその後いままでのように働く光代の姿が
最後に映し出されるのですが、彼女は祐一を待ち続けるのだろうか、
強く生きてほしいと思いながら、そんなことも気になったまま見終えました。


少々泣かせよう的な演出(というか俳優さんたちの演技)もあるかな、と思いつつ、
DVDが発売されたら借りてもうちょっと大きな画面で見直したい、のと、
原作もちゃんと読んでみたいと思った映画「悪人」でありました。 


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映画「サンダカン八番娼館 望郷」を観る [映画①]

私うつぼのブログ、といえば、
 呑んで[ビール]呑んで[バー]食べて[レストラン]旅をして[飛行機]、という感じの記事が多いのですが、

最近、映画記事[カチンコ]にご新規様からコメントをいただいたりしたので
ちょっといい気になっております。(^_^)

映画も気が向けばポツポツ見るのですが、下書きにしたままボツになってしまったものも多く
(記事を一気に書けない性格なもんで(^_^.))
そのまま流れて、いや流してしまうかも、、、と思っていた下書き記事を引っ張り出し
アップすることにしました。




 

一昨年のシンガポール旅行で訪れた「シンガポール国立博物館」で
からゆきさんについてもっと知りたくなった私、

サンダカン八番娼館 (文春文庫)

サンダカン八番娼館 (文春文庫)

  • 作者: 山崎 朋子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/01/10
  • メディア: 文庫

この本を読んで、自分の住む日本の貧しい農村や漁村から女性達が東南アジアに送られ
からゆきさんとして働かされた事実を知りました。

この話を会社の先輩にしたところ、
学生時代に今は無き西荻名画座という名画座のオールナイトで
映画版を(砂の器と2本立て)観たという話を聞いたら私も観たくなりました。。

が、近所のTSUTAYAにDVDなく(;_;)TSUTAYAディスカスで予約リストに入れて半年。

やっと届きました。。。。

サンダカン八番娼館 望郷 [DVD]

サンダカン八番娼館 望郷 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD

一体、全国のTSUTAYAで何本くらい在庫があるんでしょう。。。
なんてことを思いながら早速鑑賞しました。。。




あらすじは、、、、Amazonより転載。  相変わらずの手抜きですんまそん。。 


ボルネオの港町サンダカンを訪れ、かつて“からゆきさん”と呼ばれた
日本人娼婦たちの墓などを探す女性史研究家・圭子(栗原小巻)は、
かつて九州で出会った元からゆきさんのおさき(田中絹代)から聞いた話の
数々を思いかえしていく。
戦前、若き日のおさき(高橋洋子)はサンダカンに娼婦として売られてきて、
そこで苛酷な半生を過ごしたのだった…。




熊井啓監督作品ですが、
ひかりごけ [DVD]

ひかりごけ [DVD]

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD
熊井作品は「ひかりごけ」に続いて2本目です。



あらすじ自体は大筋で原作をなぞっているのですが、
やはり2時間くらいで収めるとなるとどこか制約が生じてしまうのでしょう。


元からゆきさんの「おサキさん」が娼館で働いた後、
日本に帰国する前に英国人の妾さんとして生活したエピソードが一切カットされていたのと、
満州に行ってからの様子についても、田中絹代演じる晩年のおサキさんが
ちょっと語るだけに留まっていたのが個人的には残念でした。


とはいえ、原作で山崎朋子さんが書かれている「女性底辺史」という観点から見ると
非常に訴えるものの多い作品だったと思います。


貧しい九州の農村からボルネオに300円で売られ、
暫くは丁稚奉公のように娼館で下働きしていたおサキさんが、突然客を取れと言われ
化粧し、綺麗な着物に身を包んで客を取らされた後は毎日4~5人の客を取る日々、
そして、日本兵がボルネオにやってくると1晩で30人もの客を取らされた夜、
現地で知り合った日本人の恋人(新人の田中健)に別れを告げられる。。。

早く故郷に帰りたいと他のからゆきさんが取りたがらない現地の(有色)の客を取り
お金を貯めて日本に帰りたいと考え続けたおサキさんに降りかかる不幸の数々を見ていて
自分と同性の女性が、100年も昔ではない、それほど昔のことでもない時代に
このような目に遭っていたことが本で読んでもこの映画でも衝撃的でした。

戦争というと、従軍慰安婦の話はニュースなどでも聞かれることがありますが、
「女衒」に騙され搾取され、、、という光景、原作を読んでいてもそうでしたが、
腹立たしく、悲しく切なく、画面越しに見ている私でさえやりきれない気持ちになりました。

おサキさんは、ボルネオから何とか故郷の村に戻ることができましたが、
妹(おサキさん)が遠くに連れていかれるのを泣きながら見送った兄は
やっと帰ってきたおサキさんを冷たくあしらい、近所の目に晒されるのを嫌がります。
おサキさんがボルネオに行った後、結婚し子供も生まれ、
おサキさんの仕送りで建てた家に住む、、なのに、おサキさんを汚らわしい一族の恥、
のように思っています。

兄が以前と違う接し方なのを疑問に思っていたおサキさんは、
兄夫婦がおサキさんを汚らわしいと思っていることを陰で聞いてしまいます。
小さいコミュニティの中で他人の目を気にして生きていかなければならないとはいえ
村中がおサキさんに対して兄と同じような目で見ていること、
兄夫婦の言葉を聴いたとき失意のどん底に突き落とされたものの、
その後、親戚に迷惑をかけないように、と村の奥の廃屋同然のようなところで
一人つましく暮らし続けていたおサキさんの様子には、
貧しい農村に生まれたおサキさんの運命に翻弄される姿を見たような気がします。


そんなおサキさんのところに取材であることを隠して近づいて一緒に生活し、
からゆきさんのことを聞き出したのが作者の山崎さん(映画では栗原小巻)ですが、
原作でも思ったとおり、取材方法に問題がなかったかというと問題はあったと思います。
それでも、おサキさんは(おかしいな、と思ったはずなのに)何も聞かず、
自分のことを語り続け、圭子が東京に戻る際、自分のことをどうして聞かなかったのか問うと
「誰にでも事情はある。相手が自分から話すならまだしも、何も言わないものをどうして
 聞くことができるのか」と答えるおサキさんの姿にぐっときました。

ただ、原作でも「これは別の作品として発表してもよかったのではないかしら」と思ったのが
作者(映画では栗原小巻演じる圭子)がボルネオにからゆきさんの墓を探しに行く場面。
感想というほどでもないのですが、なのですが、ボルネオで圭子を案内する男性が
水戸黄門に出ていた風車の弥七(中谷一郎)でびっくりした、というしょーもない感想のみで
おサキさんと別れを告げたところで終わらせてもよかったんじゃないかな、というのが
個人的には少々残念なつくりだったような気がします。。。
個人的には栗原小巻がどうしても違和感ありありだったのですが、
若い頃のおサキを演じた高橋洋子、晩年にひっそり暮らす老女おサキを演じた田中絹代、
そして、おサキが途中から世話になる娼館の女主人を演じた水之江滝子は
見ごたえが非常にあります。

というわけで、なかなか借りるのも難しい(時間がかかる?)作品ですが、
日本の歴史の一部として一度は見てほしい、「サンダカン八番娼館」でありました。

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映画「愛する人」を観る [映画①]

年末年始の映画鑑賞で少々弾みがついたというか、
映画館にも足を運ぼうと久しぶりに日比谷シャンテで映画鑑賞。

 愛する人.jpg ロドリゴ・ガルシア監督作品

(映画サイト)→ http://aisuru-hito.com/index.html

 





14歳の時、恋人との間の子どもを生んだカレン(アネット・ベニング)は、
生んだ3日後、母によって子どもを養子に出されてしまう。

それから37年。 

カレンは結婚せず老いた母親の介護をしながら病院でリハビリ訓練士の仕事をしているが
母と素直に接することも出来ず、また、職場の仲間達にも心を開くことが出来ず
生まれてすぐ別れてしまった娘のことを思いながら、届かぬ手紙を書き続けている。

生まれてすぐ養子に出された後、10歳で養父が他界し、
17歳で家を出てからは養母とも疎遠になっているエリザベス(ナオミ・ワッツ)。
弁護士として成功し事務所を移りながらキャリアアップしている。
「自立」することを好むエリザベスはカレンの生んだ娘だった。。。。
新しい事務所で働き始めたエリザベス、仕事も順調だったが、
上司(サミュエル・L・ジャクソン)、隣人夫婦の夫スティーブと寝て妊娠してしまう。
一生結婚はしない、子どもは生まないと、17歳で卵管結紮を受けていたのに
妊娠してしまったエリザベスは、これまで自分が心を閉ざしていた母への思いを意識し、
子どもを生むことを決意し、キャリアを捨て事務所を去る。

同じ頃、カレンの母親が他界し、素直に話が出来なかった母親が、
カレンが生んだ子どもをすぐ養子に出してしまったことを申し訳なく思っていたことを
自宅に通うメキシコ人家政婦から聞いたカレン、何故自分に直接言ってくれなかったのかと
悲しみながら、自分も母親に対して素直になれなかったことを後悔する。

母の死をきっかけに、少しずつ周囲の人たちへ心を開き素直に接するようになったカレンは
職場仲間のパコ(ジミー・スミッツ)と結婚したことをきっかけに、
自分が生んだ娘に会いたいと思い始め、娘を養子に出した教会(斡旋所)に向かう。
養子に出した以上、住所や養父母の情報を教えることができないが、
手紙を書いて預けてくれれば、娘が母に会いたいと思う時に手紙を受け取りにくる、
そうすれば会える、という教会の説明にカレンは手紙を綴って教会に預けるのだった。

子どもが出来ない(アフリカ系の)ルーシー(ケリー・ワシントン)は、
養子をもらう為、(カレンが行った)教会で登録し、紹介された妊婦と会って何度も話をする。
20歳で妊娠してしまったこの女性はルーシーに高圧的に質問するばかりだったが、
ルーシーの真摯な態度に養子縁組を承諾するものの、生んでみると子どもが手放せなくなり
養子縁組を一方的に破棄してしまう。
養子ではなく自分の血を分けた子どもがほしいという夫と意見が合わず離婚してまで
子どもがほしかったルーシーは打ちのめされるが、仲介していた教会のシスターから
身寄りのない他の赤ちゃんを養子にしないか、と提案される。

それは、エリザベスが生んだ子だった。

前置胎盤で帝王切開を勧められたエリザベスは
「自分の力で生みたい。自分の目で子どもが生まれるところを見たい。」と自然分娩を望んだが、
生まれた子どもの顔を一瞬見た後、亡くなってしまったのだった。。

ルーシーはエリザベスの生んだ女の子を養子として受け入れ、育てていく決心をする。


それから1年。。。。。。


エリザベスが顔も知らない実母宛に自分が妊娠していることを記した手紙と写真が
教会で見つかる。 
事務手続きミスでエリザベスが生きている間にカレンに届かなかった手紙が
1年経ってようやくカレンの手元に届く。
そしてエリザベスの生んだ子供の居場所を聞くカレンは会いにいくのだが。。。。



 

原題が「Mother&Child」なのに、邦題は「愛する人」。
ま、分からなくはないのですが、原題の「母と子」は、
実母だったり養母だったり代理母だったり、実子だったり養子だったり、、、と
様々な意味で使われているので邦題がちょっと浅く思えてしまいました。。。

物語は、自分の生んだ子を養子に出した(というか母によって出された)カレン、
カレンの娘、エリザベス、、そして、養子を受け入れようとするルーシー、の3人で、
カレンとエリザベスはいつか出会えるのでは、と思っていたら、ルーシーもそこに関わって
三者三様の姿から「母」という形を描いているのかなと思いました。

物語の前半で仕事バリバリなのに上司やお隣さんと簡単に寝てしまうエリザベスに驚きましたが
自分の生い立ちへの精神的なストレス(本人感じてないかもしれませんが)に対する自傷行為、
そういうものにも見えました。

このあたりは、男性が見るとただエロいだけに見えてしまうかもしれませんが、
同じ中年女性から見るとなんだか痛々しく見えてしまいますね。

子供が要らないと避妊手術を受けていたのに子供が出来たと知ったエリザベスが
どんどん変化していく様子が印象的でした。
上司や事務所を去ってから盲目の少女ヴァイオレットに出会ったことで、
エリザベスの表情が非情に柔和な表情になっていくのを見て、画面越しに見ている私さえ
頑張ってほしいと応援したくなりました。

また、(エリザベスの母)カレンも最初は本当に嫌な感じのオバサンなんですが
母の死を境に、それまでの刺々しい態度から表情豊かな女性に変化していきます。

このあたりの女性の描き方が、

美しい人 デラックス版 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

彼女を見ればわかること [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: DVD

これらの作品で監督もしているロドリゴ・ガルシア監督らしい女性の描き方で、
めでたしめでたしの大ハッピーエンドにならなくても、前向きに進んでいけるような
見ている人が元気をもらえるような作品でした。

偶然とか話が出来すぎ、、なんて映画レビューも一部見られたりしたのですが
派手派手しい演出もなく、出演する女優陣が役柄になりきって演じているのが
同じ中年女性としてなんだか染みました。。。

若い頃に見てもきっと深く感じて見られないと思うような作品ですが、
私と同じような年頃の姐さま達にはおススメしたい「愛する人」でありました。


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「ゴッドファーザー」三部作を観る [映画①]

年末年始の映画鑑賞の中で、こういう休みでないと一気に見られないし、、と
借りたのがゴッドファーザーでした。

ゴッドファーザー PartI <デジタル・リストア版> [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD

ゴッドファーザー PartII <デジタル・リストア版> [DVD]

ゴッドファーザー PartII <デジタル・リストア版> [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD
ゴッドファーザー PartIII <デジタル・リマスター版> [DVD]

ゴッドファーザー PartIII <デジタル・リマスター版> [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD

かなり昔にビデオで見ただけなのですが、20代前半で見ただけで
覚えている場面がところどころの薄らぼんやり、、なので、
中年になってから見たらどうかしら、、なんて思い借りました。


が、3本一気に観ると9時間くらいございまして。(汗)

でも、折角だからまとめて続けて観たいし。(^_^.)


なので、途中休憩を挟みながら3作続けて鑑賞いたしました。。。 


とても長かった。。。。でもやはり続けてみてよかったと思っております。。。




で、取敢えず、注意散漫なワタクシ、今回は見ながらえ?え?と思わないように、
よい場面を見逃さないように、と事前にwikipedia先生で予習しました。


(ゴッドファーザーについて)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC

(ゴッドファーザーⅠ)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

(ゴッドファーザーⅡ)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BCPARTII

(ゴッドファーザーⅢ)→ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BCPARTIII

 




お話は、、、、

家族を失った9歳の少年がイタリアからアメリカにやってきて
イタリア系アメリカ人として一代でファミリー(帝国?)を築き上げたヴィトー・コルレオーネ、と、
その一族の物語。

目茶苦茶端折って言えば、そういう話なのですが、とにかくスケールが壮大です。

パートⅠでは、帝国を築いたヴィトーの娘(タリア・シャイア、コッポラの妹なんすね)の
結婚式から映画が始まりますが、その後、ヴィトーが銃で撃たれ重傷を負ってから
それまで親のビジネスを否定的に思っていた三男マイケル(アル・パチーノ)が
長男ソニー(ジェームズ・カーン)の死の後、ファミリーを守る為、父の跡を継ぐ覚悟を決めます。

パートⅡでは、ヴィトーがイタリアからアメリカにやってきてからファミリーを築くまで、と、
父の跡を継いだマイケルがゴッド・ファーザーとしてファミリーを守ろうとする姿を
交互に映し出します。。。

で、パートⅢ。

ⅠとⅡは2年しか空いていないのですが、ⅢはⅡの16年後に公開されていて、
3部作というよりは「マイケルの死」としてコッポラが描きたかったというとおり
非合法ビジネスから、バチカンの大司教を利用することで合法ビジネスへ転換を図る、
そのマイケルの晩年は嘗て父が築いたファミリーや絆とはかけ離れていく。。。





今みても非常に見ごたえがある映画です。


なんていってもヴィトーを演じたマーロン・ブランドとマイケル役のアル・パチーノ。
そして、パートⅡで若い頃のヴィトーを演じたロバート・デ・ニーロは堪らなく素敵。(^_^)

wikipediaのトリビア的記述を読んでへぇ~、と思ったのが、
撮影現場でわがままで既に当時落ち目に見られていたマーロン・ブランドが
出演料ゼロ(興行成績の何㌫のみいただく)という契約でこの役を演じたのですが、
それほどヴィトー・コルレオーネ役を演じたかったんですね。


ただ、パートⅠが大ヒットし、パートⅡ出演の要請を受けたとき(若い頃のヴィトー役で)
前作での待遇が悪かったことを理由に出演を拒否した代わりにロバート・デ・ニーロが
出演して更にヒットしたわけで、結果的にはよかったわけで。。。。

ロバート・デ・ニーロも、パートⅠでジェームズ・カーンが演じた長男ソニー役のオーディションを
受けて落ちたものの、コッポラがⅡで大抜擢した、というのですから、何がどう転ぶか、
キャスティングで作品の出来が左右されるというのが面白いですね。


というジェームズ・カーンはⅠのヒットに気をよくしたらしく、Ⅱでちょびっとしか出演していないのに
ギャラは同じだけ頂戴した、とか(笑)、Ⅰ・Ⅱでファミリーの養子で弁護士のトムを演じた
ロバート・デュバルは、Ⅲで出演料の折り合いがつかず出演しなかった為に、
マイケルとの確執を描く予定が、筋書きを大幅に変更せざるを得なかった、、、とか
ハリウッド俳優はなかなか強気なんだなあ、なんて思いました。(^_^.)

三男マイケル役も当時既に人気のあったロバート・レッドフォードを推す製作側に
コッポラは無名のアル・パチーノを推して結果的にはアル・パチーノを起用したそうで
ロバート・レッドフォードがイタリア系移民???に見えたかどうか、、、想像すると
やっぱりアル・パチーノでよかったような気がいたしました。。


また、ロバート・デュバル、、ⅠとⅡで大分見た目が違うので??と思ったら
Ⅰでは若く見せるために鬘着用だったとか。 役者魂というかなんというか。(笑)

また、パートⅢでマイケルの甥(ソニーの私生児)ヴィンセントを演じたアンディ・ガルシアは
当初ニコラス・ケイジが演じる予定だったとか、マイケルの長女メアリー役はウィノナ・ライダーが
演じる予定だったのが、コッポラの娘、ソフィアが演じた、とか。

アンディ・ガルシア、今見ると結構演技が粗いような気がしますね。(^_^.)
父ソニー(ジェームズ・カーンが演じていた)の短気で血の気が多いけれど思いやりのある性格を
演じきれていなかったような気がします。。あとは物凄い胸毛、、私はダメでした。。(-_-;)

ソフィア・コッポラ、今は監督として活躍されていますが、
アル・パチーノと元妻ケイ(ダイアン・キートン)間に生まれた娘がどうしてソフィア・コッポラ?と
劇場で見たときにも突っ込みいれたくなった記憶があったりして、
wikipediaで当初ウィノナ・ライダー、なんて読んでしまったら、そっちで観たかったかも、、、
なんて本気で思ってしまいました。。。
(ウィノナ・ライダーの素行も含めて別に好きではないんですけどね(^_^.))




家族を殺され、故郷を離れてはるばるアメリカにやってきて、
家族と絆を大事にしながらコルレオーネファミリーを築き上げていくヴィトーに対し、
跡を継いだマイケルは父親と同じように家族や絆を大事にしようとするのですが、
ファミリー(組織)を守ろうとするあまり家族を失っていくのが観ていて切なく思えました。
そうなってしまうのが時の流れなのか、マイケルの醸し出す他人を寄せ付けない雰囲気なのか、
守ろうと思えば思うほど自分の大事な家族が離れていってしまう、、、
妻も遠ざかり、長男はマフィアを嫌って音楽家を目指す中、
唯一マイケルの側にいてくれた娘メアリーも甥ヴィンセントと恋仲になり
反対すればするほど娘が反発していく。。。。

戦前にヴィトーが移民した頃から戦後のアメリカの移り変わりにあわせて
コルレオーネファミリーも移り変わっていく様子を重ねて描いているようにも思えました。


Ⅰでマイケルが初めて人を殺す場面、そしてⅡでヴィトーが初めて人を殺す場面、
人を殺せば元には戻れないという覚悟で人を殺す2人の表情、これは必見です。
これをきっかけに2人が戻れない道を進んでいくのが私には特に印象に残りました。


あとは、Ⅰで娘コニーとゴッドファーザーのヴィトーが踊るシーン、と、
Ⅲで娘メアリーとマイケルが踊るシーン、、この2つも重ね合わせてみると印象深いです。

ま、Ⅲはソフィア・コッポラなんですけどね。。(^_^.)
最後に撃たれて死んでしまうシーンではさすがにウルっとしましたが、
やはりウィノナ・ライダーで観たかったような、、、気もいたします。。。。


また、ニーノ・ロータ作曲のテーマ曲は、、本当に素敵ですね。
パートⅠでなかなか流れないなあ、と思っていたら1時間37分経った頃にやっと流れました。。。
でも銃撃されたヴィトーが病床で自分の生まれたシシリア島を思い浮かべるところで流れるので
流れた途端に思わずジーン、、、ときてしまいました。。(;_;)


このように壮大なスケールで描かれる作品は最近の作品では製作が難しいのかもしれませんし、
やはり名作といわれるのも納得だなあと今回改めて思い、惹きこまれるように観ました。


Ⅰ・Ⅱで完結する、、といえなくもありませんが、折角でしたら是非Ⅲも合わせてみてほしい
「ゴッド・ファーザー」でありました。


krauseさん、私もDVDセット買ってしまうかも!(^_^)


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