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寿輔の「代書屋」 [落語&お笑い]

5月中席でお会いしたっきりだった師匠に会いに7月中席の浅草演芸ホールへ。
(↑5月中席の記事は結局アップできずにおります。。。。。。)

 暑中御見舞い申し上げます 
(上のイラストは堀越ヨッシーさん作。無断借用しちゃってゴメンナサイ、ヨッシーさん。。)

18時半に浅草演芸ホール到着。
いつものように木戸銭2500円を支払おうとすると「今日は2000円ね」と窓口のオバチャン。
ナゼ500円安いのかよく分かりませんが何となく有難い気持ちでお支払い。
ここのところ浅草演芸ホールはずっと混んでいて(団体が多いのかもしれませんが)
ちゃんと入れるかと思っていたら7~8割の入り。

そんな訳で、前から3列目のど真ん中。
寿輔師匠と至近距離の位置を確保出来ました。\(^o^)/

到着して最初に出てくるのは、番組表では
 北見伸&スティファニーのはずが、
 出てきたのは小室千明かよ。(ーー;)
以前観た時、メイド服姿で登場し、「キッチンマジック」と称した手品の数々を披露するものの、                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      どうみてもネタがバレバレで、観るにはかなり厳しく辛~いレベルだったのを思い出し嫌な予感。
今回も「アチャー・・・・・」な出来で、隣の中年夫婦も「この人、プロなの?」とヒソヒソ。
前回も思ったのですが、代役を立てるにしても他にいないの?と初っ端から怒る私でありました。                                                                                                                                                                                                                       

次に出てきたのは、 
 三笑亭夢丸 この人の噺で怒りをおさめましょう。。。
噺は「親子酒」。
酒は飲むまい、と、親子で禁酒の約束をしたものの、
息子が出掛けている間に父親が酒を呑んで酔っ払ってしまうと、
そこに帰って来た息子も酔っ払っていた。。。。という噺ですが、
夢丸さんの酔っ払いぶりはちょっと真面目な感じでした。
今まで寄席でこの噺は三遊亭遊三(小遊三の師匠)で何度も聞いているのですが、
遊三さんの方が本気で酔っ払っている感じが笑えるかな、と思ってしまいました。。。

仲入り後は、
 真打になって間もない春風亭柳之助から
噺は「転失気(てんしき)」。
医者に「テンシキはありますか?」と聞かれたものの意味が分からない和尚、                                                                                その場は適当に取り繕い、坊主の珍念に「転失気を借りてきなさい」と使いに出す。                                                                                                                                                                                                     雑貨屋、花屋とまわるが意味が分からないので医者に聞きに行くと、
転失気の正体が“放屁”だっと知った珍念は悪知恵を働かせて、
そのまま正解を和尚に知らせるのではなく「転失気=盃」と教えてしまう。
それを信じた和尚は寺にやってきた客人相手に盃を渡し
「さあ、ひとつ転失気をどうぞ」と勧め、大失態を演じてしまうという噺。
この噺はどの噺家さんでもあまり変わらず面白いのですが、
珍念の演じ方が柳之助さんは特に上手いと感心しました。

 続いて俗曲の松乃家扇鶴
おじさんなのに妙な艶っぽい声を出して観客から笑いととるオジサン。
夏らしく、隅田川の夕暮れなど涼めるような歌や「すととん節」でなかなか盛り上がりました。

続いては、講談で、
 神田紅
講談でおなじみの「張り扇」の説明をした後、
♪死んだはずだよ、お富さん~♪の歌にもなっている
お富の浮気相手「切られ与三郎」の話を途中まで。
盛り上がったところで終わってしまい「あれれ、続きは?」という感じでした。

次に登場したのは、
三笑亭夢太朗  噺は「錦の袈裟」
隣町の連中が揃いの緋縮緬の長襦袢で吉原に行ってカッポレを踊ったと聞き、
それに対抗しようと、吉原に遊びに行くのに錦の布をフンドシにしようという男衆達。
意見がまとまったものの先立つものが無い与太郎はバカ正直に女房に相談し、
それなら寺に行って坊主の袈裟を借りてこい、と言われて、                                                                                                             その通りにお寺に行ってウソをついて坊主の新調したばかりの袈裟を借り、
フンドシの代わりに締めて吉原に遊びに行くと、フンドシに袈裟の輪がついているのを                                                                                                                        尊い人がつける輪だと勘違いした太夫が与太郎をお殿様だと思ってしまい。。                                                                                                                                                                                                                                                                     坊主の袈裟をフンドシにしちゃう、という発想だけでも大爆笑なのですが、
夢太朗の表情が可笑しくて可笑しくて。。。
夢太朗さんの与太郎噺は以前も聞いたことがありますが、楽輔さんで聞いた時と同様に大爆笑。

と笑った後に出てきたのが、
 夫婦漫才の新山ひでや やすこ
何度聞いても今ひとつ乗れない夫婦漫才で今回もやっぱりしっくり来ず。
場内結構笑いは起きていましたが私自身はあまり相性よくないみたい。。。

で、♪しゃぼん玉とんだ♪の出囃子と共に、 
 黄緑色の出で立ちで寿輔師匠登場 
一時期いつも顔が赤らんでいたので体調悪いのかと思っていましたが、
最近は程よい顔色というか調子よさそうに見えます。。。。

「あぁー、突然アマガエルが現れて、さぞや皆さんお力落としのことと思います。
 寄席は4時間はやっているから必ず皆さんをガッカリさせる芸人が
 江戸時代からでることに決まっております。」

「新潟で大きな地震があったばかりで大変だというのに、よく寄席に来たね。
 でも、皆さんみたいに自分さえ良ければいいっていうのは人間らしくていいね」

今回もいいポジションに座れたと思ったものの、
前列のオバチャングループが師匠登場と同時にツボにはまったらしく、
何を言ってもとにかく爆笑していたので、師匠の視線はオバチャンに。。。                                                                                     

「そこのオ・ク・サ・マ、笑いすぎですよ。
 落語家なんて愚か者で名人なんて殆どいないんですよ。
 皆さんが笑うと錯覚して増長しちゃうんだから。
 皆さんの笑いが落語家をツブスんです。
 さっきアタシが出てきたら帰った3人、あの人たちが正解。
 帰っちゃう客が落語家を育てるんです。」

オバチャン達だけでなく場内がこれだけで笑いのツボにはまりまくり。。。

噺は「代書屋」。
履歴書の代書をしてもらいにやってきた男と代書屋の会話が全くかみ合わない話。

代書屋:「本籍は?」
男:「ホンは読まないけどセキは出る」

代書屋:「生まれたのはどこ?って聞いてるの」
男:「奥の四畳半」

代書屋:「そうじゃなくて、お国は?」
男:「ジャッパーン」

代書屋:「現住所は?」
男:「玄さん重症?」

代書屋:「筆頭者は?」
男:「乗ったことないけど、救急車なら一度だけ」

代書屋:「姓(せい)は?」
男:「165センチメートル!」

代書屋:「名は何?」
男:「やまだじろう、滅多にない名前でしょ」

代書屋:「字はどうやって書くの?」
男:「ま、テキトーに」

代書屋:「生年月日は?」
男:「確かなかったような」

代書屋:「生まれた時はどうだったの?」
男:「夢中で何も見てない」

代書屋:「年齢は?」
男:「言ったらバレる」

代書屋:「学歴は?」
男:「オジサンが還暦」

かみ合わない会話がこの後どーしようもない職歴に続いて
いつの間にか男が浅草で初めてストリップを見て感動した話になってしまい、
(この時ストリップに合わせて歌う曲が
 先日コンサートに行ったペレス・プラードの“セレソ・ローサ”で個人的には爆笑しました)
賞罰の欄に町内会の大食い大会でボタモチ68個食べてギャル曽根に勝った、、、、などと
ずっと笑いっぱなしのまま終了。

笑いの冷めぬうちに登場したのが、
 翁家喜楽(右のオジイチャン)
傘の上で鞠や金輪、枡を回すお馴染みの芸だけでなく、
板にガラスの器を4つ、その上に板を置いて生卵を入れたガラスの器を4つ、
それを長い棒でアゴにのせて支えながら上の板を外すと生卵入りのグラスが
下の器にすとんと落ちるけれど卵は割れない、という、芸を披露してくれたのですが、
さっきの笑いっぱなしと一変、今度はハラハラし通しでした。

そして、夜の部主任、
 春風亭小柳枝 噺は「青菜」
 植木屋が、作業していた家の主人から鯉の洗いや柳影(酒)をご馳走になる。                                                                                                                                                                                           次に青菜を出すように言う主人に「鞍馬山から牛若丸が出でまして、その名を九郎判官」と
と隠し言葉を使って食べてしまったことを伝える奥方。
それに対して主人が「義経にしておけ」と同じく隠し言葉を使って「よしとけ」と言う。                                                                                               植木屋も隠し言葉を使った会話を一間しかない自分の家で試そうとするが。。。
酒好きの私にはこの噺、何度聞いても笑って聞けます。

という訳で、久しぶりの寄席で拝見する寿輔師匠のお姿に
本気で腹の底から笑って楽しんだ浅草演芸ホール7月中席でありました。

 


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堀越ヨッシー

うつぼ姉さん、美人にはキビシーですなー(苦笑)。でもどんだけひどいレベルなのか見てみたい気もしますが。
 
寿輔師匠は相変わらず開口一番から面白いですね!。こうしてうつぼさんの記事を読んでるだけでも爆笑なのに、実際に生で聞いたら笑い死にしそうです(^皿^)。せっかく良い席をゲットしたのに師匠からイジられなくて残念でしたね。オイラも早くイジられてみたいなー。
by 堀越ヨッシー (2007-07-30 06:14) 

kikuzou

さすがうつぼさん!
寄席に行かなくても行った気分になってしまう文章ですね~
by kikuzou (2007-07-30 06:23) 

南雲しのぶ

若手マジシャンにはキツいお言葉ですが、まぁそんなもんだと思ってみてあげないと育たないかも知れませんよ(笑)。
失敗、ネタバレを売りにしているのかも知れないし、前座なら後から出て来る人のためにというのもあるかも知れませんしね。
流れには波があって、こう言う人が居てくれないとハイライトがもりあがりませんから。
ただ、最近、聴かせる落語を打てる人が居なくなったのが寂しくもあります。
by 南雲しのぶ (2007-07-30 19:03) 

うつぼ

堀越ヨッシーさん、こんばんは。
イラスト、無断借用しちゃいました。
ゴメンナサーイといいつつ、今後も使っていいですか???
>美人にはキビシー
あら、そうかしら?(笑)
寄席では若くて綺麗というだけでは通用しませんよ。といっても、寄席にしては若くて綺麗というだけで他の舞台で見たらどうかなあと思いましたが。(笑)
寿輔師匠を浅草観音と共に有難く拝むツアーもまだ実施しておりませんね。ヨッシーさんが落ち着かれたら(玉川スミが頑張っている内に)是非参りましょう!
by うつぼ (2007-07-30 21:52) 

うつぼ

kikuzouさん、こんばんは。
寄席に行ってこうやって記事を書くと色々ネタが覚えられてベンキョウになるので一石二鳥かな、なんて思って長々書いてしまいますねぇ。(笑)
by うつぼ (2007-07-30 21:54) 

うつぼ

南雲さん、こんばんは。
>若手マジシャンにはキツいお言葉
実はあまり若い人ではなさそうな。。。。(笑)
長時間寄席にいると勿論当たり外れはありますから、ある程度は仕方ないと思いつつ、寄席に上がる以上はある程度の芸は見せてちょうだいね、と思ってしまいます。落語の前座さんの方がもっともっと真剣で一生懸命ですし。前座さんは昼、夜の部の一番最初にめくりもなく緊張しながら出るしか出番がありませんが、こういう色物は中盤に出てきてしまう上に、ベテランの代役でガッカリ、なんてことになってしまうこともあります。
>聴かせる落語を打てる人
これは聴く側によって好き好きでしょうね。名人といわれる人でも好みでない噺家さんもいますしね。テレビや独演会などで見かけないけれど心を打つような噺が出来る噺家さんも寄席には沢山いると思いますよ。
by うつぼ (2007-07-30 22:03) 

YaCoHa

こんにちは。
この種の催し、演芸にはあまり縁が無いのですが、時々拝見するレビュー、スゴイボリュームですね。。。それにしても予定と違う出演者・・・っていうのは困りますよね・・・それで安かったのかな?(悩;)
by YaCoHa (2007-07-31 01:08) 

うつぼ

Yakohaさん、おはようございます。
寄席は一応番組表というのがあるのですが(当日の出演者もネットで調べられます)、昼から夜9時までやっていますし(一日40人くらい出ます)、どうしても代演があるので仕方ないとは思いつつ、しょっちゅう通っている身としては、やっぱりどうにも受け容れられない人もいます。
私は大体2時間半で10人くらい観ますが、一日中観ても木戸銭は同じなんですよ。(^^)
by うつぼ (2007-07-31 06:33) 

cocoa051

堀越ヨッシーさん作のイラスト、気に入りました。
たしか5月中席(だったか)、自分も行ったような記憶です。まだ自分が笑いこけるだけなんです。修行が足りませんね。
by cocoa051 (2007-07-31 16:15) 

うつぼ

cocoa051さん、こんばんは。
堀越ヨッシーさんのイラスト、特徴をとらえていてリアルなので私も気に入ってますので今後はこのイラストを使わせてもらおうかなあと思ってます。
cocoa051さんも5月中席にいかれたんですか。私が行った時は夜の主任でたっぷり聞けたのですが結局記事に出来ずじまい。私としたことが、、、、と思っていますが下書きはしていますので記事にしたい気持ちはかろうじてあるのですがアップできるかどうか。。。
兎にも角にも寿輔ファンが増えたのは良いことでございます。。。
by うつぼ (2007-07-31 21:06) 

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