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「ヘドウィグ&アングリーインチ」を観る [映画①]

DVDで「ヘドウィグ&アングリーインチ」を観る。

 2001年作品

オフ・ブロードウェイでのロングランミュージカル作品の映画化。
監督・製作・主演は、舞台と同様でジョン・キャメロン・ミッチェル。
 この人がヘドウィグ(↑)を演じてます

東独ベルリンで生まれ育ったハンセル(ジョン・キャメロン・ミッチェル)は、
出会ったアメリカ兵と結婚してアメリカに渡る為の結婚証明書が必要になり、
性転換手術(大事なところを切っちゃう手術)を受ける。
しかし、手術を行った医者はヤブ医者、全てを取り切れず「1インチ」だけ残ってしまう。

大事なところを切るのもスゴイけれど、1インチだけ残るという設定もスゴイ。。。

1インチ残ってしまったものの、ハンセルは母ヘドウィグの名を騙って証明を取り、
アメリカ兵とアメリカに渡るが、その後ベルリンの壁は崩壊して東西ドイツは統一し、
結局アメリカ兵に捨てられてしまう。

一人になってしまったヘドウィグ(ハンセル)は、
アングリー・インチ(←残った1インチのことを「怒りの1インチ」と呼ぶなんて)
というバンドで歌いながら生活していたが、
ある日、ベビーシッターで行った家に住む少年トミー(マイケル・ピット)と出会う。
ロックスターを夢見るトミーにギターの弾き方から歌の作り方まで教えるヘドウィグ、
2人で歌を歌い、時を重ねながら互いに心が通じ合ったと思うようになったが、
ヘドウィグの「1インチ」に気づいたトミーは、ヘドウィグの元を去ってしまう。

その後、トミーは、ヘドウィグが作った曲を自作の曲として発表し、
全米で大ヒットし、人気ロックスターに上り詰める。

怒ったヘドウィグは、曲を作ったのは自分だと訴訟を起こし、
バンドと共に場末の演奏でドサ廻りしながらトミーのツアーを追い掛け回す。。。

 ドサ廻り中のヘドウィグ

 レストランでワゴンに乗りながら歌います

女装中のヘドウィグはドラッグクイーン、
トミー&女装を解いた時のヘドウィグはグラムロックという感じで、
70年代の香り漂う雰囲気。

また、「Wig In A Box」という歌の中で、
♪ I'm pulling the wig down from the shelf 
  Suddenly I'm Miss Farrah Fawcett from TV♪

という歌詞があって、久しぶりにファラ・フォーセットを思い出しました。
 「カツラを被ったらファラフォーセットに変身」
 元祖チャーリーズ・エンジェル


↑は「アングリー・インチ」というヘドウィグが切り取る手術を受けた時のことを
歌った場面ですが、歌詞に吃驚。

 ♪6 inches forward and 5 inches back, I got an angry inch♪

6インチあったものを5インチ切って残ったのが「怒りの1インチ」という訳で、
これがサビで何度も繰り返すので、映画鑑賞後も私の頭をこのフレーズが
グルグルと回りっぱなしでした。

というと、ちょっとゲテモノ系映画かと思われてしまうのですが、
映画のテーマは愛なんだろう、としみじみ思いました。
そして、ヘドウィグの不器用な生き方を観ていて切ない気持ちに。。。

ロッキー・ホラー・ショー

ロッキー・ホラー・ショー

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2004/01/23
  • メディア: DVD
この映画、「ロッキー・ホラー・ショー」と雰囲気が似てなくもないのですが、
摩訶不思議な中でスーザン・サランドンまで歌うロッキー・ホラー・ショーと違うのは、
観ていてヘドウィグの気持ちになって切なくなってしまうという点でした。

作品中の歌「オリジン・オブ・ラブ(愛の起源)」は、
元々一つだった人間が神の怒りで(雷で)2つ(男と女)に分かれ、
それから2つは切り離された互いを求めるようになった、という内容で、
ヘドウィグだけでなく他の登場人物も含めて、自分の片割れというか、
不完全な自分に足りないもの愛を求めているように思えました。

全編通して音楽も素晴らしく、ジョン・キャメロン・ミッチェルの演技だけでなく、
 ヘドウィグの夫(?)のイツハク役の 

 ミリアム・ショアも好演

また、ミュージカル・映画版共にサントラもお薦め。

ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ

ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ

  • アーティスト: 演劇・ミュージカル
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2002/11/20
  • メディア: CD


 

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

  • アーティスト: サウンドトラック
  • 出版社/メーカー: カッティング・エッジ
  • 発売日: 2001/12/19
  • メディア: CD

日本では三上博史主演でミュージカルが上演されましたが、
 ←三上版ヘドウィグ
映画で観たような舞台版オリジナルメンバーでの来日公演を期待したいところです。


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ikkoy

「ロッキー・ホラー・ショー」はお気に入りの一つなのですが、「ヘドウィグ&アングリーインチ」は観たことがないです。が、よく見かける「顔」というか「イメージ」ですよね。そういうせつないミュージカルだったのですね。日本に来たらチェックします。
by ikkoy (2006-08-02 23:12) 

うつぼ

ikkoyさんも「ロッキー・ホラー・ショー」がお気に入りなんですね。
なかなか周りに賛同者がいないので嬉しいです。
この「ヘドウィグ~」は趣は少々異なりますが、音楽は同じくらい耳に残るロックです。舞台版は実現するかどうか、観客動員数がどのくらいか、、、と考えると少々怪しい感じもしますので、よろしければDVDで借りて観て下さいませ。
by うつぼ (2006-08-03 22:14) 

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