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「ぎぼし」 [落語&お笑い]

普段、寿輔見たさに落語芸術協会員の出演する寄席にしか行かない私だが、                                                                                                            たまには違うのもいいか、と落語協会員が出演する浅草演芸ホール夜席へ。

客層は、いつもより女性(=オバチャン)比率高し。

中に入るとちょうど桂南喬。

 出てくるとき「待ってました!」と大きな声がかかる。

小言ばかり言う長屋の家主の噺、「小言幸兵衛」。                                                                                           家主が小言を続けている内に想像が変な方向にどんどん広がっていく様子が面白い。

この後、仲入り。

「ノンアルコール飲料のアインベッカーを200円で販売しております。                                             残りわずかです。大変貴重な飲み物です。本当においしいです。                       お早めに売店までお求め下さい」と何度もアナウンスあり。                                                                                              何だかウソ臭い、本当は売れ残ってるんじゃないの?と思い、買わず。

仲入り終了後、入船亭扇辰。

言葉の丁寧な嫁をもらって四苦八苦する旦那の話。

柳貴家小雪の太神楽曲芸(傘で枡を回したり)の次に出てきた橘家蔵之助。

  すごく細い噺家さん。

おかめそばならぬ「ひょっとこそば」を食べに行く噺。噺家の顔の表情がオチ。

続く三遊亭圓彌は「掛け取り」。

 (私の父+叔父)÷2って感じ。親戚かと思った。

この噺は2年前の12月、翌月亡くなった桂文治が演じたのを聞いたので覚えている。                                                                                                                     大晦日に借金の取立てにやってきた大家、酒屋等を彼らの好きな狂歌や芝居の口調で                                                                                                                説得し支払いを延ばしてもらう亭主の話。                                                                圓彌は落ち着いた口調だったが、文治は気の短い江戸っ子という感じの早口口調で、                                                                                                     噺家によって同じ噺も印象が変わるんだなあと聞きながら思う。

ホームランというウド鈴木が老けた感じのおじさんのコンビ漫才に続いて柳家さん喬。

 髪型が鳳啓助に似ているような気がしてならない。

出てきた時に大拍手。噺は「短命」。                                                                                                                      美人の女房を貰うと短命だと隠居に聞いた八五郎が自宅に帰って自分の女房の顔を見て                                                                                                   「俺は長命だ」と思う噺、さん喬の表情と身振り手振りに爆笑。

今ひとつのギター漫談、ぺぺ桜井の次は本日の主任、柳家喬太郎。

 実物はもっと白髪が多かった。

噺は「擬宝珠」。ぎぼし。橋の欄干などにくっついている先の尖った飾り。                   ↓が擬宝珠。

擬宝珠という言葉を初めて知った私だが、ネット検索すると沢山画像が出てきて吃驚。

インターネットは便利です。

長患で塞ぎこんでいる若旦那に熊五郎が原因を聞くと「擬宝珠」を舐めたいという。                                                                                                    金物の味が好きで駒形橋や吾妻橋やあちこちの橋の欄干は舐め尽したので、                                                          あとは、浅草寺の五重塔のてっぺんについている擬宝珠が舐めれば心残りはないと                                                                                                               いう若旦那の願いを叶えようと大旦那や熊五郎が五重塔に足場を組み若旦那を登らせて、                                                                                                       という噺なんだけれど、「カレーを食べるときスプーンを舐めるのが好きだっていうのは                                                                                                                                               金物の味が好きだからだ」なんて例えが入っていたりして、何となく身近に聞ける噺だった。                                                                                                 喬太郎の表情も豊かで面白いし。やはり主任だと力が入るのだろうか。

今日聞いた噺家さんは皆まくらが短くてすぐ話に入るところが好感度高し。                                                                          最近聞いていた落語芸術協会の噺家はまくらが長いなあ~と思っている内に漫談で                                                                                                終わっているケースが多いので、これだけ沢山普通の落語が聞けて妙に満足。

欲をいえば、色物がもう少し楽しければ。。。 


タグ:落語 喬太郎
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